Marvel Comicsが「X-Men VS. Avengers」で試行している紙の本にAR(拡張現実)を取り入れるという取り組みがどのようなものか紹介しよう。今後が楽しみな動きだ。
Marvel ARは先日リリースされた拡張現実アプリケーションで、新たなコミックで利用できる数々の素晴らしいオプションを提供するものだ。今のところ、この技術を採用している唯一のコミックは「X-Men VS. Avengers」だ。
Marvel ARは数週間前にSouth by Southwest Conferenceで公開された新プロジェクトだ。プロジェクトの発表以来、多くのファンが紙のコミックに埋め込まれた新デジタル機能がどのようなものか登場を待ちわびていた。Marvel ARはApple App Storeから無料でダウンロードでき、Avengers VS. X-Menコミックブックに対して利用すると本当に素晴らしい体験ができる。
このコミックブックには表紙絵も含め6ページにAR機能が埋め込まれいて、この物語につながるプロローグを知ることができるほか、アーティストと編集者がディスプレイ上に登場し、ストーリー展開を紹介したりする。また、HopeやPhoenixといった一部の主要登場人物の人物紹介も特色といえるだろう。読者はコミック上で目にする絵に至るまでの線画と製作過程を追体験したりもできる。
AR体験には少々バグが存在し、今後数週間以内の改善が望まれる。ARを機能させるにはスイートスポットを探し出す必要がある。ディスプレイ上にページ全体が映るようにiPadを高い位置で保持する必要があり、カメラに映り込んでいる部分を動かすと、ちょっとしたアニメーションが再生される。
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