新「honto」スタート――電子、紙、リアル書店の情報集まる“ハイブリッド書店”に

トゥ・ディファクトの電子書籍販売サイト「honto」がリニューアルオープン。「ビーケーワン」とサービスを統合し、電子も紙も購入できる“ハイブリッド型書店”に。リアル書店との共通ポイントサービスも6月下旬以降に開始する。

» 2012年05月17日 18時30分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷(DNP)、NTTドコモ、丸善CHIホールディングスの共同事業会社であるトゥ・ディファクトは5月17日、電子書籍販売サイト「honto」をリニューアルオープンした。DNPグループのオンライン書店「ビーケーワン(bk1)」のサービスを統合し、電子書籍と紙の書籍を販売する“ハイブリッド型書店”としてサービスを拡大するほか、リアル店舗との共通ポイントサービスなどにも取り組んでいく。


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 新たなhontoでは、1つの商品ページに電子書籍と紙の書籍の購入ボタンを表示。利用者がどちらでも簡単に購入できるようにした。また、電子書籍と紙の書籍を横断した検索も可能だ。hontoで購入した書籍を自動で登録する「電子本棚」機能を使い、購入した本のレビューなども簡単に発信できる。

 電子書籍と紙の書籍の双方でポイントがたまるほか、丸善、ジュンク堂、文教堂との共通ポイントサービスも6月下旬以降に開始する。首都圏旗艦店を中心に「hontoポイントカード」のサービスを始め、店頭で購入した本にポイントを付与する。たまったポイントはhontoとhontoポイントカード対応書店の双方で利用できる。なお、ビーケーワンのユーザーが保有していたbk1ポイントは、hontoポイントに引き継がれる。

 hontoとリアル店舗の売り上げを合わせた「ハイブリッド型総合ランキング」も提供する。売り上げの総合ランキングに加え、電子書籍、紙の書籍、リアル店舗ごとのランキングやジャンル別ランキングが、最大100位まで閲覧できる。24時間ごと、1週間ごと、1カ月ごとに区切った集計表示にも対応する。

 今後は共通ポイントの対象店舗を順次拡大していくほか、hontoでリアル書店の在庫を確認できるサービスも提供する考え。また今回のリニューアルに合わせドコモの電子書籍ストア「2Dfacto」のサービス名を「honto」に変更しており、同一ブランドとして新たなサービスを展開していく予定だ。

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