セルシス、ボイジャー、ネオスが提供するスマートフォン向け電子書籍ビューワ「BS Reader」を利用したサービスが100に達した。セルシスはWebブラウザ向け「BS Reader for Browse」の販売も開始し、スマホ向けソリューションに注力していく。
セルシスは6月8日、ボイジャー、ネオスとともに提供するスマートフォン向け総合電子書籍ビューワ「BS Reader(ビーエスリーダー)」を利用したサービスが100サービスとなったと発表した。
Android/iOS端末向けBS Readerは現在、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの公式電子書籍サービスに採用されているほか、コミック配信を中心にコンテンツプロバイダーが利用している。ドコモの「書籍>コミック」カテゴリにある32サービス(6月8日時点)のうち、27サービスがBS Readerを利用中だ。また、100サービスのうちほぼ全てのサービスは過去1年以内に提供開始されたものだという。
BS Readerでは、配信サーバに蓄積したフィーチャーフォン向けコンテンツをスマートフォンにも配信できる。また、配信コンテンツファイルの一貫性を維持しているために、ユーザーがフィーチャーフォンからスマートフォン端末へ買い替える際のサービス引き継ぎ(ドコモのマイメニュー引き継ぎやauのEZweb引き継ぎ)にも対応できるといった特長がある。
セルシスは、HTML5技術を利用してWEBブラウザのみで動作する「BS Reader for Browse」の提供も開始しており、今後もスマートフォン向けソリューションに注力していく考え。
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