Sony Readers Book Club、海外でスタート

ソニーが海外で立ち上げた「Sony Readers Book Club」は、読書会をモダンな感じにしたものだ。日本での展開にも期待したい。

» 2012年10月30日 12時13分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 ソニーが新たに立ち上げた「Sony Readers Book Club」によって、同社の電子書籍リーダー「PRS-T2」を選択する新たな理由が生まれた。Sony Readers Book Clubでは、会員が読書し議論するためのタイトルとなる「Book of The Month」を毎月ピックアップ、読者はFacebookあるいはTwitter経由で著者とのライブチャットへの参加や、特典コンテンツへのアクセス、著者が出席するイベントに参加するVIPメンバーになる機会などが与えられる。

 11月28日に開催されるローンチイベントを皮切りとして最初に取り上げられる本はライニ・テイラー氏の『Daughter of Smoke and Bone』。次の本は1月16日にバーバラ・キングソルバー氏の『Flight Behavior』、続いて2月16日にマイケル・コネリー氏の『The Black Box』が予定されている。

 こうした動きは、ソニーが消費者に自社の電子書籍リーダーあるいはタブレットを選択する新たな理由を提供しているという点で素晴らしい。残念ながら、ソニーがBook of the Monthで取り上げる書籍を割り引いて提供したり、著者が定期的にイベントに参加することが確約されているわけではない。しかし、自分が読んでいる本を特別なものにしたい人や既存のブッククラブに所属していない人にとって魅力的で独自色のある取り組みといえるだろう。

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