大手電子書籍ストア「BookLive!」のランキングデータから今売れ筋の電子書籍を紹介します。
今売れている電子書籍は何? ――この質問に大手電子書籍ストア「BookLive!」のランキングデータでお答えします。これを見れば売れ筋が分かる! それでは今回も「今売れている電子書籍ランキング」(集計期間11月1日〜15日)をまずは総合ランキングからお届けします。
総合ランキングではこれまで集英社の漫画がトップ5を占める状態が続いていました。しかし今回、3位に角川書店の『新世紀エヴァンゲリオン』がランクインし、集英社の独占を崩しました。
同作品がランクインしたのは、もちろん最新の13巻が発売されたからでしょう。紙と電子で同時発売したほか、各電子書店では最新巻の発売に合わせてキャンペーンも実施されました。13巻ではアスカを助けるため再びシンジが初号機に乗り込むものの、ついに「人類補完計画」が始まってしまいます。クライマックスに向け緊張感の一層高まった展開に注目です。
それでは続いてジャンル別ランキング。今回は「エッセイ・紀行書籍」「ミステリー書籍」「青年マンガ」のトップ5をお届けします。
エッセイ・紀行書籍のランキングでは、漫画家・西原理恵子さんが人生論を語る『この世でいちばん大事な「カネ」の話』が1位となりました。貧しい子供時代、漫画家として認められていく駆け出しの時代、そしてギャンブル地獄――西原さんの人生を振り返りながら、「お金」や「働く事」について語られています。
ミステリー書籍のランキングでは、貴志祐介さんの『悪の教典』が1位にランクイン。一見優秀な教師が殺人鬼だったという、ピカレスク的要素の詰まったサイコホラー小説です。11月10日から実写版映画も公開されており、映画と一緒に楽しんでいる読者も多いのではないでしょうか。
青年マンガのランキングでは、原泰久さんの『キングダム』が1位となっています。総合ランキングでも5位につけており、人気の高さがうかがえます。紙の単行本は28巻まで刊行していますが、BookLive!では26巻まで配信中です。2位に入ったヤマザキマリさんの『テルマエ・ロマエ』は、紙の最新巻と同じ5巻までラインアップしています。
順位 | 作品 |
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1位 | この世でいちばん大事な「カネ」の話(西原理恵子/角川書店) |
2位 | 生き方(稲盛和夫/サンマーク出版) |
3位 | アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない(町山智浩/文藝春秋) |
4位 | 準備する力(川島永嗣/角川書店) |
5位 | 裸の王様(ビートたけし/新潮社) |
順位 | 作品 |
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1位 | 悪の教典(貴志祐介/文藝春秋) |
2位 | 万能鑑定士Qの事件簿(松岡圭祐/角川書店) |
3位 | ヒトリシズカ(誉田哲也/双葉社) |
4位 | モダンタイムス(伊坂幸太郎/講談社) |
5位 | 黒い家(貴志祐介/角川書店) |
順位 | 作品 |
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1位 | キングダム(原泰久/集英社) |
2位 | テルマエ・ロマエ(ヤマザキマリ/エンターブレイン) |
3位 | 闇金ウシジマくん(真鍋昌平/小学館) |
4位 | 宇宙兄弟(小山宙哉/講談社) |
5位 | ヨルムンガンド(高橋慶太郎/小学館) |
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