「朗読少女」コミカライズ版が単行本化

100万ダウンロードを達成した読書エンターテインメントiPhoneアプリ『朗読少女』のコミカライズ版単行本が発売される。

» 2013年03月18日 15時39分 公開
[ラノコミどっとこむ]
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 100万ダウンロードを達成した読書エンターテインメントiPhoneアプリ『朗読少女』。そのコミカライズ版が『電撃コミック ジャパン』(アスキーメディアワークス刊)で連載されてきたが、ついに単行本化され一冊にまとまった。藤田かくじさんが原作、作画は888さんが担当している。

「朗読少女」コミカライズ版が単行本化

 舞台はとある大きな学園都市。そこにある晴朗学園女子高等部に通う主人公・乙葉しおりが所属する朗読倶楽部は存続の危機に陥っていた。メンバーはしおりのほかに、高等部の甲原みかえと、中等部の丙絵ゆい。「秋までに活動実績を出す」という条件を課せられた3人は、初等部の用務員から宮沢賢治の「永訣の朝」の朗読の依頼を受けて、初等部の教室へと向かうが、そこでは学級崩壊が起きていた。

 朗読倶楽部の3人が教室に来ても何食わぬ顔で遊び回る子どもたち。そんな中、依頼主の用務員は持っていた写真に目を向け、悲しそうな顔をしている。それを見たしおりは、教壇の前に座って、「永訣の朝」の朗読を始める。

 意外な学級崩壊の原因とは? そして、しおりたちは朗読倶楽部を存続させることができるのだろうか? ほかに合宿や文化祭などのエピソードを通して、3人の成長を描く。また、あまり動きのない「朗読」を、コミックでどのように表現するのかも見どころだ。

 さらに4月26日には小説版となる『小説・朗読少女 ようこそ禁断の図書館へ』(中村うさぎ作、エンターブレイン刊)も発売予定。この2カ月は朗読少女づくしになりそうだ。

(ラノコミどっとこむ編集部)

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