Google Newspapers、Google I/Oで発表予定か

GoogleはGoogle Playに「新聞」のセクションを密かに設けようとしている。Google I/Oでの発表はあるだろうか。

» 2013年04月03日 16時58分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
Good E-Reader

 Googleはコンテンツ選択の幅を広げるため、Google Playに「新聞」のセクションを密かに設けようとしている。

 これは、Android Policeが発見したもので、Google Playに新たなJavaScriptのコードが追加されていることから明らかになったものだ。「Google Play Newsを読むためには、サポートされているAndroidスマートフォンかタブレットが必要です」「新聞を購入するためにサインインしてください」、「新聞を購読するためにサインインしてください」「新聞購読の設定中です」「新聞購読の設定が完了しました。デバイス上で利用可能です」などのメッセージが読み取れる。

 この新コードはGoogleがはじめて雑誌サービスを立ち上げた時のものとまったく同じもので、マウンテン・ビュー拠点のGoogleが出版分野でもホットな領域に参入するのは理にかなっている。Android上で新聞を読むということになると、通常はUSA TodayやWorld Newspapersなどの専用アプリに頼らざるをえない。

 コードを深く読み進めると、Googleが新聞購読と各号ごとの販売をほのめかしていることが分かる。これによりユーザーはある新聞の購読を行うのに、まず各号を購入することができるだろう。

 新聞は通常、地理的制約のないタイプの出版物なので、全世界のユーザーがそれぞれ欲しいコンテンツをすべて購入できるべきだ。Google Magazinesは特定市場でのみ展開されており、Google Booksも同様だ。雑誌と書籍から成る出版領域はリージョンコードなど地理的制約が多く存在している。新聞社のほとんどは新聞の販売に注力しており、ユーザーがどこに居住しているかはほとんど気にしていない。NewsPaperDirectPressReaderが世界中で大きな成功を収めているのはそのためでもある。

 GoogleはカラーコードとJavaScriptを準備しており、使用されるイメージのほとんどが専用のディレクトリに収められているようだ。このサービスが次のGoogle I/Oカンファレンスで正式に発表されることが期待される。

Copyright© 2015 Good E-Reader. All rights reserved.

(翻訳責任について)
この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。