もふもふしたいけどできないっ! という人にお勧め――「にゃんこ堂」で癒されてみるニャンダフルブックワールド

本の街、神保町の本屋の片隅に、猫関連の書籍を集めた「にゃんこ堂」がオープンした。

» 2013年06月19日 13時50分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
「にゃんこ堂」

 たくさんの書店が軒を連ねる街、神保町。そこに、「猫本専門 神保町にゃんこ堂」(リンク先はFacebook)が6月10日、オープンした。

 「猫本専門 神保町にゃんこ堂(以下、にゃんこ堂)」は、それそのものが1つの店舗ではなく、「姉川書店」の一角にあるコーナー。姉川書店は東京メトロまたは都営地下鉄神保町駅A4出口を出てすぐ右、交差点の脇にある。

 残念ながら、記者の取材日は雨の予報だったため、置いていなかったが、普段であれば、店舗前の手書き看板が目印となる。

表と裏で絵柄が微妙に違う

 店には左右に入り口があり、右から中に入ると、すぐ左側にレジがあり、右側には猫店長「リクオ」の写真と写真入りノベルティグッズの置いてある小テーブル、またズラリと猫関連の書籍が並ぶ棚があった。にゃんこ堂をオープンさせた姫だるま氏の父親でもある姉川書店オーナーの話では、同コーナーは、「何か特色のあるものをやりたいね」と日ごろから考えていた姫だるま氏の発案がきっかけで企画が進み、はじめは2架の予定だったが、それではインパクトが足りないと4架に増設。配置する本は姫だるま氏があらかじめ選書しておいた書籍をオープン一カ月前からオーナーに依頼し、オーナーが取り次ぎである栗田出版販売に注文して取り寄せた。その後も、配置したい本が出てくるたびに、少しずつ取り寄せているとのこと。

 また、店内にあるPOP、購入者にプレゼントするための「にゃんこ堂しおり」「にゃんこ堂チロルチョコ」もすべて手作り。平日昼間はOLとして別の場所で勤務している彼女が忙しい合間を縫って携わっていることを考えると、彼女の熱意がうかがえる。

 また、同コーナーにはキャットシッター南里秀子氏の全面協力により、「猫の森・南里秀子さんのセレクト書棚」も設置。同書棚の本のPOPはすべて同氏の手書き、かつ同氏の著書にはメッセージとサインも入っている。

南里秀子氏全面協力

 また、

ちなみに
わたくし姫だるまは
昼間はOLですので…
お店には立っておりません

 とのことで、開設者の姫だるま氏にお会いするには土曜日を狙う必要がありそうだ。

 最近では、女性だけではなく、男性にも「猫好き」を公言する人が増えている。猫を飼えない人も(または実際に触ることができない人も)、同書店を訪れて、「ニャンダフルブックワールド」に浸ってみるのはいかがだろうか。

 なお、営業時間は月曜日から金曜日が10時から21時、土曜日が12時から18時で、日曜日は定休日となっている。

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