ハッピーな読書体験を――電書カプセルがついに登場「ぷよぷよ」米光一成さんが監督

「ぷよぷよ」などを生み出したゲームクリエイターとして知られる米光一成さんが企画監督で関わるiOSアプリ「電書カプセル」がリリース。“双方向性とリアルタイム性の高い、ハッピーな読書体験”の提供を狙う。

» 2013年06月19日 16時15分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 「ぷよぷよ」などを生み出したゲームクリエイターとして知られる米光一成さんが企画監督を務めるiOSアプリ「電書カプセル」がApp Storeに登場した。

 電書カプセルは“ライブと本の間にあるまったく新しいメディア&電書リーダー”と銘打たれたストア型のアプリで、2012年末からリリースが予告されていたが、アプリ審査の関係などで公開が遅れており、ようやくのリリースとなった。

 コンテンツを「カプセル」と呼ぶ形態で提供しているのが特徴で、完成したコンテンツを提供することもできれば、書きかけのコンテンツを用意し適宜アップデートしていくこともできる。かっちりと完成した“本”(あるいは電子書籍)を提供するというよりは、小さな発行単位を流動的な発行スケジュールで提供する出版システムの1つといえるだろう。

 それぞれのカプセルに対してコメントなどを付けられるほか、作者にダイレクトメッセージを送る機能も用意され、“双方向性とリアルタイム性の高い、ハッピーな読書体験”を提供するとしている。

 カプセルは運営側が選んだ作者が担当する形で運用され、漫画やエッセイなどもラインアップ予定だという。

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