コベック、「Wisebook3 for HTML5」利用者に新機能を価格据え置きで提供

コベックが簡単操作でHTML5の電子書籍を作成できる「Wisebook3 for HTML5」利用者向けに、新たに「配信サービス」「アクセス解析」機能を追加し、標準プランと同価格での提供を開始した。

[ITmedia]

　コベックは8月15日、簡単操作でHTML5の電子書籍を作成できる「Wisebook3 for HTML5」利用者向けに、新たに「配信サービス」「アクセス解析」機能を追加し、標準プランと同価格での提供を開始した。

　同サービスで作成したコンテンツは、WindowsやMac OS、iPhone、Nexus7など、マルチデバイスで利用でき、拡大縮小表示、見開き表示、ハイパーリンク、動画・音楽再生、全文検索、メモ、ペンツールなど快適に閲覧できる機能を搭載。

　今回、追加されたのは「配信サービス」と「アクセス解析」機能。「配信サービス」を利用すれば、同社が提供するサーバーにデータをコピーし、公開は配信用リンクを自社サイトに張るだけなので、自社サーバーにアクセスが集中してサーバーがダウンする心配を避けられ、大きな書籍データをダウンロードしたりアップロードしたりする必要がなくなる。また、独自ドメインを付けられるため、自社サイトで公開しているように見せることも可能。

　「アクセス解析」機能では、コンテンツの閲覧者がページをめくったり、URLをクリックしたりという動作をログとして収集・蓄積し、そのデータをリアルタイムで可視化できる。また訪問者数や利用OS、デバイス、ブラウザごとの、またどのページでの操作が多いかなどのデータを解析し、ヒートマップ形式で表示できるため、人気・不人気エリアを瞬時に把握できるようになり、紙面改善に効果を発揮する。

　動作環境はWindows XP以上、Mac OS 10.2以上、iOS 5.0以上、Android 4.0以上、Windows RT 1.0以上となっており、対応ブラウザはIE7以上、Firefox 10以上、Chrome 20以上、Safari 5.0以上などとなっている。