Adobeソフトの使用バージョンアンケート結果――その傾向は?

吉田印刷所は、Adobeソフトユーザーを対象とした「DTP・デザインで使用するソフトのバージョン」のアンケートを実施。Adobe CS5ユーザーが多い中、CS6/CCバージョンも着実に増加している。

» 2013年10月11日 11時50分 公開
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 吉田印刷所は10月10日、DTP・デザイン・印刷関係のAdobeソフトユーザーを対象に実施したアンケート「DTPで使用するソフトのバージョン」の結果を公開した。

Photo Illustratorのメインで使用するバージョン

 同アンケートは、自サイト上で9月12日〜9月30日まで回答を受け付けたもので、回答者数は371名。これによると、Adobe Illustratorのメインで使用するバージョン1位は「Illustrator CS5/5.1」(31.5%)。以降は「Illustrator CS6」(21.8%)、「Illustrator CS4」(18.9%)、「Illustrator CS3」(11.1%)と続き、5位に「Illustrator CC」(10.0%)が登場している。「複数のバージョンを併用している」と答えたのは80.3%で、ユーザー間でのデータ受け渡し回数が多いことが伺える。複数バージョンを使用する際は「Illustrator CS6」(34.9%)が1位となる。

Photo Photoshopのメインで使用するバージョン

 Photoshopのメインバージョンは「Photoshop CS5/5.1」(26.4%)が1位。次いで「Photoshop CS6」(25.6%)、「Photoshop CS4」(15.4%)、「Photoshop CC」(12.9%)、「Photoshop CS3」(10.0%)の順となった。複数のバージョンを併用しているのは63.3%で、その場合は「Photoshop CS6」(30.6%)が1位となっている。

PhotoPhoto InDesign/Acrobatのメインで使用するバージョン

 InDesignではメインバージョン、複数のバージョンを併用している場合でも最も多いのは「InDesign CS6」。また、Acrobatのメインで使用するバージョンは「Acrobat X」(35.6%)、「Acrobat 9」(29.9%)、「Acrobat XI」(18.1%)となっており、ひとつのバージョンのみを使用するユーザーが55.5%と半数以上を占めた。複数のバージョンを使用する場合も「Acrobat X」「Acrobat 9」の割合が高くなっている。

Photo Creative Cloudの導入状況について

 このほか「Creative Cloud」の導入状況について「既に使っている」と答えたのは32.3%で、前回の調査で53.3%だった「使う予定はない」が21.3%に減少したという。

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