英国を筆頭にオンラインショッピングの利用率が高まる欧州圏。書籍も例外ではない。
欧州委員会で統計を担当するEurostatが実施した調査(European Year of Citizens 2013)は、EU圏の居住者のオンライン購買におけるパターンを明らかにしている。
一般的な欧州人の生活にICT技術がどの程度浸透したかを測定するこの調査は、調査実施前に少なくとも1年間インターネットを利用したことがある16〜64歳の年齢グループに属する回答者に対して実施されたものだ。
例えば、書籍の購入方法をみると、全体の約4分の1といえる23%がオンラインでの購買を選択していることが分かった。まったく予想通りではあるが、電子書籍・電子雑誌・ほかの電子定期刊行物が従来のプリント版に比較して便利であるとより多くの人が気づきはじめており、その割合は数年前と比較して増加している。
書籍購入をオンラインで行う割合を国別でみると、ルクセンブルクが47%で欧州の国々の中でトップとなった。これに続くのがドイツの41%、そしてスウェーデン(38%)、英国(36%)と続く。一方、ブルガリア、ラトビア、ルーマニアといった国々では書籍をオンラインで購入することへの関心は低調だった。
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