新書大賞2014、『里山資本主義−日本経済は「安心の原理」で動く』が受賞

その年の“最高の一冊”を選ぶ「新書大賞2014」を『里山資本主義-日本経済は「安心の原理」で動く』が受賞した。

» 2014年02月12日 12時30分 公開
[渡辺まりか,eBook USER]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
『里山資本主義−日本経済は「安心の原理」で動く』 『里山資本主義−日本経済は「安心の原理」で動く』

 中央公論新社は2月10日、主催する「新書大賞2014」に『里山資本主義-日本経済は「安心の原理」で動く』(藻谷浩介・NHK広島取材班/角川oneテーマ21)が選ばれたと発表した。

 同賞は、1年間に刊行されたすべての新書の中から、その年の“最高の一冊”を選ぶ賞。第1回は『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一/講談社現代新書)、第2回は『ルポ 貧困大国アメリカ』(堤未果/岩波新書)などが受賞している。

 第7回となる2014年は、2013年中に刊行された1600点以上の新書を対象に、書店員、編集者、書評家、新聞記者など71人の投票の結果大賞は113点を獲得した『里山資本主義−日本経済は「安心の原理」で動く』が選出された。同書は、創意工夫と最先端の技術により、「都会」、さらには「世界」とも繋がれる里山での田舎暮らしを実現可能にする手引き書として発行部数24万部を突破。

 以下、第2位(43点)には『犬の伊勢参り』(仁科邦男/平凡社新書)、第3位(40点)『(株)貧困大国アメリカ』(堤未果/岩波新書)、4位(39点)『野心のすすめ』(林真理子/講談社現代新書)、5位(38点)『来るべき民主主義』(國分功一郎/幻冬舎新書)が選ばれた。なお、ランキング20位までと詳細は2月10日発売の「中央公論」3月号に掲載されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.