出版業界で先週起こった出来事をまとめてお届けする週刊連載。3月第3週はトーハン相談役に講談社の野間省伸社長が招聘(しょうへい)されたことなどが発表されています。
トーハンは3月17日、取締役会を行い、講談社の野間省伸社長を相談役に招聘(しょうへい)する人事を承認した。
野間社長は2012年9月にトーハンの監査役を退任していたが、約1年半ぶりに相談役として復帰することになった。
また同日、4月1日付の部長、シニアマネジャー、マネジャー、アシスタントマネジャー級125人の人事異動が発令された。
3月14日に発売した『六法全書 平成26年版』(本体1万2000円)の購入者を対象に、「六法全書電子版」の無料閲覧サービスを開始した。同書に綴じ込まれたコードを端末に入力、利用登録をすると昭和32年版から平成26年版までの『六法全書』をPDFで読むことができる。平成26年版は、法令名検索・全文検索も可能。
閲覧期間は2015年3月31日まで。来年発売する『同27年度版』でも同様のサービスを実施するため、次年度版購入者は継続してサービスを利用できる。Windows、Mac、iPadに対応。詳細は、同社ホームページまで。
4月18日、短編集『女のいない男たち』(本体1574円)を初版20万部で発売する。村上氏の短編集が刊行されるのは、新潮社『東京奇譚集』(2005年9月刊)以来9年ぶり。
『ドライブ・マイ・カー』『イエスタデイ』『シェエラザード』など、雑誌『文藝春秋』や『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)に掲載された5編と、書き下ろし1編を収録している。
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