「わが生涯に一片のコマあり」魔夜峰央先生インタビューこぼれ話

» 2015年04月21日 13時00分 公開
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わが生涯に一片のコマあり 第9回:魔夜峰央先生

 漫画家・田中圭一が、「漫画家が命を込めた一コマ」について漫画家にインタビューする企画「わが生涯に一片のコマあり」の第9回が公開されました。

 今回のゲストは『パタリロ!』や『ラシャーヌ!』などのヒット作を持つ魔夜峰央先生です。

 パロディー漫画家の田中圭一が、高校時代にハマった『パタリロ!』。その作者である魔夜先生と初めてのご対面。ファンの間で語り継がれる“あの一コマ”に迫っています。

 ここでは「わが生涯に一片のコマあり」番外編として、本編ではご紹介しきれなかった、アニメ版「パタリロ!」にまつわる「インタビューこぼれ話」を掲載いたします。

 『パタリロ!』ファンなら誰もが知っている「クックロビン音頭」と、声優さんが決まった過程についてのお話です。

 インタビュー本編と併せてお楽しみください!


魔夜峰央先生(以下、魔夜) アニメは、僕は全然タッチしていなくて、声優さんを選ぶところしかやっていなかったものですから、テレビで初めて、放送された一回目を見たんですよ。そうしたらいきなり『ヒースロー空港』って、ナレーションと一緒にマンガの四角い囲みで出てきて、『えーっ』みたいな(笑)

田中圭一(以下、田中) 忠実すぎるほどの再現度ですね(笑)。クックロビン音頭が入ってくる感じとかも、テンポの良さをすごく生かしていて、あれは本当に頭の中でループしますよね。

魔夜 最初は曲がなかったんですよね。

田中 そうですね、途中からついたんでしたよね。

魔夜 そのうちなんか作りましょうかっていう話になって、それでできたのがあの曲だったんですよ。何曲か候補があって……4曲くらいあったと思います。きっと、あれが一番良かったんですよね。

田中 なるほど、そこについては魔夜先生にもお伺いがあったんですね。そして、声優さんを選ばれるところにも立ち会われたという。

魔夜 何人か候補があって、テープを送ってきたんですよ。で、バンコラン(曽我部和恭さん)はすんなり決まってて、マライヒは何人か候補があって。三ツ矢雄二さんかな、マライヒで応募してきたらしいんですが、どう聞いてもオカマなんですよ(笑)。

 結局、女性がやるっきゃないだろうっていうことで、藤田淑子さんになったんですけど。で、パタリロの白石冬美さんについては結構揉めましたけど、今考えたら、白石さんで良かったなと思いますね。


かつてアニメを観ていたファンにとっては、思わずキャラの声が脳内再生されるエピソードかもしれませんね。

 インタビュー本編では、魔夜峰央先生のマンガ創作秘話が語られています。

 漫画家×漫画家の創作ダマシイあふれるインタビュー、どうぞご覧ください!

↓↓インタビュー本編はこちらから↓↓

「わが生涯に一片のコマあり」第9回:魔夜峰央先生

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