20人の作家が「20」をモチーフに小説を執筆 『小説TRIPPER』創刊20周年記念で

円城塔、原田マハ、阿部和重、伊坂幸太郎などの有名作家が400字詰め原稿用紙20枚程度の作品をしたためた。

» 2015年06月18日 18時04分 公開
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小説TRIPPER 創刊20周年記念号 小説TRIPPER 創刊20周年記念号

 朝日新聞出版は6月18日、『小説TRIPPER』創刊20周年を記念し、人気作家20人が「20」をモチーフに執筆した短編小説を掲載したリニューアル号を発売した。価格は1111円(税別)。

 掲載作品は、『清水課長の二重線』(朝井リョウ)、『Across The Border』(阿部和重)、『if』(伊坂幸太郎)、『二十人目ルール』(井上荒野)、『蒸籠を買った日』(江國香織)、『十二面体関係』(円城塔)、『悪い春』(恩田陸)、『20』(川上弘美)、『20光年先の神様』(木皿泉)などで、それぞれ400字詰め原稿用紙20枚程度のボリュームになっている。

 また、新連載として中村文則さんの『その先の道に消える』、森晶麿さんの『俗・偽恋愛小説家』、橋本治さんの評論『知性の転覆』(転は正字)も掲載している。

20人の参加作家と短編タイトル

『清水課長の二重線』(朝井リョウ)

『Across The Border』(阿部和重)

『if』(伊坂幸太郎)

『二十人目ルール』(井上荒野)

『蒸籠を買った日』(江國香織)

『十二面体関係』(円城塔)

『悪い春』(恩田陸)

『20』(川上弘美)

『20光年先の神様』(木皿泉)

『マダガスカル・バナナフランベを20本』(桐野夏生)

『いま二十歳の貴女たちへ』(白石一文)

『ペチュニアフォールを知る二十の観光地』(津村記久子)

『ウエノモノ』(羽田圭介)

『ブリオッシュのある静物』(原田マハ)

『人生リングアウト』(樋口毅宏)

『ヴァンテアン』(藤井太洋)

『法則』(宮内悠介)

『廿世紀ホテル』(森見登美彦)

『もう二十代ではないことについて』(山内マリコ)

『20×20』(山本文緒)


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