ファンからの続巻刊行を望む声や、遺族からも完結させてほしいとの声が編集部に寄せられていた。
2013年に闘病の末亡くなった作家・ヤマグチノボルさんの作品『ゼロの使い魔』シリーズの続巻刊行が決定した。第1巻が発売された2004年6月25日にちなみ、6月25日に同作の公式サイトで発表された。
闘病中、ヤマグチさんは同シリーズの完結に向けて続巻2冊のプロットを作成。最終巻まで自らが筆を執ることを希望していたが、治療を繰り返す過酷な生活を強いられる中で、亡くなる1カ月前に編集部が提案した候補者に続巻の執筆を託したという。
「ヤマグチ先生より編集部に完結を託されていたこと。ヤマグチ先生の急逝後も弊社カスタマーセンターにファンの皆様から続巻を望む声が続々と届いていたこと。ご遺族からも完結させてほしいとのお言葉をいただいたこと。これを受けて、このたび『ゼロの使い魔』続巻の刊行を皆様にご報告をさせていただきます」(MF文庫J編集長の万木壮さん)。
公式サイトでは今後、ヤマグチさんと親交のあった人たちのコメントや、「ゼロの使い魔」の年表、2012年に開催された「MF文庫J10周年記念 夏の学園祭」で公開された展示パネル「ゼロから見てみるゼロの使い魔」のデータなどを公開していく。続巻の詳細についても随時発表される。
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