本に挟むだけじゃない DNPの「つながる栞プロジェクト」

タッチコード技術を活用し、電子コードが印刷されたしおりをスマホにかざすだけで、販促支援となる画像や動画などを表示できる。

» 2015年07月02日 16時42分 公開
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 大日本印刷(DNP)は7月1日、「Touchcode(タッチコード)」技術を用いた販促支援サービス「DNPつながる栞(しおり)プロジェクト」をスタートした。

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 米T+inkグループのT-Touch社が開発したタッチコード技術は、紙やフィルムなどのカード形状の基材に、導電性材料で目に見えない電子コード(IDコード)を印刷、それを静電容量方式のタッチパネルのディスプレーにかざすとそれに紐づいたコンテンツを表示させることができる。

 この技術を用いたサービス第1弾として、実在の住職がつづった体験記を基にした映画「ボクは坊さん。」のキャンペーンを実施中。DNPのグループ書店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂や各イベント会場、観光案内所などで配布されるしおりを専用サイトにアクセスした状態のスマートフォンにかざすと、同作の撮影地の1つである高野山までの道のりや距離が表示される。また、高野山エリア内でしおりをかざすと散策ルートや名所スポットを閲覧できるほか、四国栄福寺や高野山から見た景色の写真を映画紹介の動画とともに楽しめるという。動画やアプリは「ROBOT」が手掛けている。

 同サービスでしおりを30万枚作成する場合は1枚当たり20円、アプリ制作は150万円から(コンテンツサーバは別途)。

同サービスは、東京ビッグサイトで開催中の「第22回 東京国際ブックフェア」で展示されている 同サービスは、東京ビッグサイトで開催中の「第22回 東京国際ブックフェア」で展示されている

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