タイププロジェクトは9月1日、サインシステム(公共施設などの案内標識)向けのフォント「東京シティフォント」を発表した。2017年に発売予定。
同社では、文字を活用することで都市のアイデンティティーを強化しようとする試みである「都市フォント構想」を2010年に発表。名古屋をイメージした「金シャチフォント」、横浜をイメージした「濱明朝体」などの開発に取り組んでいる。
今回発された東京シティフォントもその1つで、同社が2006年から開発していたサインシステム用書体をベースに街区表示用書体として制作した。分かりやすさと都市固有の歴史・地域性を表現することを意図し、書体としてさまざまな属性を微細に調整した。
同フォントは9月2日からギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催される、日本デザインセンターのアートディレクター、色部義昭氏の個展(色部義昭:WALL)で公開される。
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