パナソニック、日本でタブレット兼電子書籍リーダーの発売準備を進める
日本の家電業界の巨人、パナソニックが早ければ来月にも、タブレットと電子書籍リーダーのハイブリッドデバイスをリリースしようとしている
日本の消費者向けに、まもなくタブレットと電子書籍リーダーのハイブリッドデバイスの選択肢がもう1つ増えようとしている。日本の家電業界の巨人、パナソニックが早ければ来月にもそのようなデバイスをリリースしようとしているからだ。
パナソニックのデバイスの特徴として、同社が採用しようとしているデバイスに対するアプローチが日本のライバル、シャープのそれと類似しているということがある。両社が自社のデバイスは基本的に機能追加された電子書籍リーダーだと主張しているにもかかわらず、販売中もしくは販売予定のデバイスはタブレットのようなデバイスである。
また、そのまだ名前のないデバイスがどのようなものになるか完全に分かっているわけではないが(編注:『UT-PB1』という製品名が付けられている)、イメージを提示してくれる入手可能な情報もある。1024×600ピクセルの7型カラーLCDタッチスクリーンディスプレイを前面に備え、そのデバイスはデュアルコアプロセッサ、内蔵カメラ、Wi-Fi接続だけでなくmicro SDHCスロットを搭載し、非常に素晴らしい仕様を誇る。デバイスはAndroid 2.2 Froyo OSを搭載し、カスタマイズされたユーザーインタフェースを備える。また、デバイスは408グラムほどで扱いやすく、動画再生アプリ、Webブラウザ、Acrobatリーダー、メールアプリなど16種類のアプリがあらかじめインストールされている。
また、デバイスの電子書籍リーダーとしての役割に一致させるため、パナソニックは楽天――日本最大のオンラインショッピングモールの1つ――と提携した。楽天は、ソニーと凸版印刷のジョイントベンチャーであるブックリスタから電子書籍を流通させている。
パナソニックがそのタブレット兼電子書籍リーダーの発売を予定している来月までにはその完全な詳細が分かるはずだ。
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