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楽天、ブックリスタと電子書籍サービスの連携で合意
楽天がブックリスタと電子書籍サービスの連携で合意を発表した。複数の電子書籍ストアとの互換性を武器に電子書籍ビジネスを加速させたい考えだ。
楽天は6月14日、ブックリスタと電子書籍サービスの連携で合意したことを明らかにした。
ブックリスタは、凸版印刷やKDDI、ソニー、朝日新聞社が電子書籍共通配信プラットフォームを提供する目的で2010年に立ち上げた事業会社。ソニーマーケティングが運営する「Reader Store」や、KDDIの「LISMO Book Store」向けにプラットフォームを提供している。
今回の合意に基づき、楽天が立ち上げる予定の電子書籍ストアは、ブックリスタ陣営の電子書籍ストアなどと相互接続できる方向で設計されていくことになる。
楽天はこの発表の前日、紀伊國屋書店、ソニー、パナソニックと共同で、電子書籍の利便性向上に向けた取り組みを共同で検討していくことで合意している。すでにブックリスタとの連携が示唆されていたが、今回の発表でそれが明確になったといえる。
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