Google、Hachette Livreの仏語書籍を電子化
Googleと仏国の出版社Hachette Livreは、計画よりも2カ月早く5万冊の書籍を電子化する契約を結んだ。電子化プロセスと著作の販売価格について著作権者のコントロールが保証されているのがミソだ。
Googleは過去数カヶ月に幅広い書籍を電子化する多くのパートナーシップを築いてきた。6月に同社はBritish Libraryと25万冊の書籍をスキャンし無料で提供することで同意しているが、本日、仏国の出版社、Hachette LivreとGoogleは計画よりも2カヶ月早く5万冊の書籍を電子化する契約を結んだ。
Googleがすべての書籍を物理的にスキャンする汚れ仕事を担当し、Hachetter Livreはどの本を無料で提供するか、そしてどの本を有料のままにしておくかを決定する。ほとんどの本は無料とされ、French National Libraryのデーテベースに登録される。
仏国の文化大臣、フレデリック・ミッテラン氏はこの合意が「著作権原則の認識に基づいており、電子化プロセスと著作の販売価格について著作権者のコントロールを保証する」という事実を歓迎した。また、同氏はGoogleとほかの仏国の出版社が同様に交渉していることについて、「その結論に非常に重きを置く」と付け加えた。
Googleはほかの仏国の出版社とも書籍をスキャンすることで交渉中だが、同社のスポークスマンは詳細について述べることを拒否した。
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