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Barnes & Nobleの第1四半期業績、電子書籍関連事業が前年比140%増で全売上高の20%に
Barnes & Nobleの第1四半期業績は、総売上高こそ前年同期比2%増の14億ドルだったが、NOOK関連事業は、前年比140%増の2億7700万ドルと全体の約20%を占めるまでになった。
米書店チェーン最大手のBarnes & Nobleは8月30日(現地時間)、2012会計年度第1四半期(7月30日締め)の業績を発表した。
第1四半期の総売上高は、前年同期比2%増の14億ドル(約1079億円)。オンライン店舗のBN.comの売上高は前年同期比65%増の1億9800万ドル(約152億円)。NOOK関連事業は、前年比140%増の2億7700万ドル(約213億円)で、全体の約20%を占めた。「NOOK」電子書籍端末シリーズの好調な販売と、前年同期比で4倍に増加したデジタルコンテンツの販売が貢献した。
全体としての収支は5700万ドル(約44億円)の損失。同社は2012計年度通年の予測として、売上高は74億ドル(約5700億円)、BN.comの売上高は60%から70%増、NOOK関連事業の売上高は前年の2倍の18億ドル(約1390億円)に達するとしている。
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