Google eBooks、英国でサービスイン
Googleの電子書籍サービス「Google eBooks」が英国でもサービスイン。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも年末までに発表される予定だ。
永遠にやってこないのではないかと英国居住者が感じたころ、何百万冊もの無料書籍や現代のベストセラーを取りそろえたGoogle eBooksが英国でのサービスを開始した。
英国在住のユーザーはHachette、Random House、Penguinといった出版社の最新書籍をGoogle eBooksで購入できるようになった。正確には、Google eBooksで電子書籍を購入すると、自分のGoogleアカウントでどのPC、モバイルデバイスにも同期できる。スマートフォンやタブレットを利用している方などには重宝されるだろう。
Google eBooksがサービスインするということは、出版社も自社の書籍をGoogleのエコシステムに投稿できるようになることを意味する。Googleのプラットフォームはビジネス上有意な注目度の高さと堅実な印税率を提供している。インディー作家も自分の書籍を直接投稿でき、Google eBooksでそれらを販売するだけでなく、自分のWebサイトで販売することもできる。
Google eBooksのビジネスは拡大傾向にある。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも年末までに発表される予定だ。
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