ニュース
米作家団体も「Kindle Lending Library」サービス参加社に警告:米作家エージェント協会に続き
米国の著者団体の1つであるThe Authors Guildは、Amazonの電子書籍無料貸し出しサービス「Kindle Lending Library」の参加出版社および会員作家に対して、警告を表明した。
米国の著者団体の1つであるThe Authors Guildは11月14日(現地時間)、米Amazon.comが先月発表したAmazon Prime会員向けの電子書籍無料貸し出しサービス「Kindle Lending Library」の参加出版社および会員作家に対して、警告を表明した。
The Authors Guildによると、出版社が現在大半の作家と交わしている一般的な出版契約では、今回の「Kindle Lending Library」のような特異な電子書籍配信サービスは一切想定されておらず、よって出版社側にそのような許諾を行なう権限すらないとしている。その証拠として、大手出版社のほとんどが「Kindle Lending Library」サービスからの参加要請を拒否しているという。
なお、「Kindle Lending Library」に関する作家団体からの警告は作家エージェント団体Association of Author's Representativesに続き2件目で、この問題は今後さらに大きくなりそうだ。
関連記事
- 米作家エージェント協会、「Kindle Lending Library」の参加出版社に警告
米国最大の作家エージェント団体であるAssociation of Author's Representativesは、Amazon.comの電子書籍無料貸し出しサービス「Kindle Lending Library」の参加出版社に対し、参加前に必ず著者側と出版契約の改訂に入るよう警告している。 - Amazon、Prime会員向けに電子書籍の無料レンタルサービスを提供
Amazon.comの年会費制サービス「Amazon Prime」に年額79ドルを支払う価値がまた1つ追加された。子書籍の無料レンタルサービス「Kindle Owner's Lending Library」だ。 - Amazon、電子書籍の貸し借りサービスに厳しい措置
Amazon.comは、Kindle向けに販売している電子書籍作品のレンタル機能を利用して貸し借りの相手をマッチングするサービスを立ち上げていたLendleに対し、APIの利用を制限した。 - Amazon.com、電子書籍のレンタル機能を追加
ユーザーが購入した電子書籍を14日間他人に貸し出すことができるレンタル機能をAmazon.comが用意した。
関連リンク
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.