Amazon、600万台を超えるKindle Fireを販売
「Kindle Fire」の年末販売台数が600万台に上方修正された。Samsungなどのプレイヤーを押しのけ、強い存在感を放っている。
Amazonは自社の電子書籍リーダーとタブレットの客観的な販売数を公表しないことで悪名高い。Amazonは私企業であり自社の製品やサービスに関する正確な販売数を公表する義務はないのだ。Amazonは数週間前にホリデーシーズンに至るまでの昨年12月中に毎週数百万台のKindleを販売したとするプレスリリースを公表した。
Stifel Nicolausに勤務する著名なテクノロジーアナリスト、ジョーダン・ローハン氏は最近、Kindleは非常によく売れていると語った。実際、あまりにも販売成績がよかったので、ローハン氏は日曜日の夕方にKindle Fireはタブレットマーケットの真の挑戦者だと表明し、当初400万台としていた販売予測を600万台に上方修正した。「Kindle Fireは忠誠度の高いAmazonの顧客ベースと魅力的な(低)価格により市場で大きなシェアを獲得した」とローハン氏は顧客向け資料の中で述べた。「われわれは比較的低いハードウェア価格が電子書籍と動画コンテンツのアタッチレートの高さに相関すると考えている」。
多くの業界人はKindle FireはSamsung、HTC、Blackberryからマーケットシェアを奪っており、過去3カ月で最も人気のあるAndroidタブレットだと主張している。安価な価格は500ドル以上出してiPadを購入したくない購買層に最適だ。
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Kindle Fireはメディア消費デバイスだといわれることがあるが、実際にはほとんどのユーザーが読書のためにこのデバイスを使っていることがRBC Fincancial Groupsの調査で判明した。
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