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iBooks Author、販売制限はiBooks形式のみとする規約に改訂
Appleは、電子書籍制作ソフト「iBooks Author」の利用許諾契約を改訂、ibooks形式以外であれば自由に配布・販売できるようになった。
米Appleは2月3日(現地時間)、Mac OS Xユーザー向けに無料で公開している電子書籍制作ソフト「iBooks Author」の利用許諾契約(EULA)を改訂、同ソフトで制作した独自のフォーマット(.ibooks)の電子書籍の販売・配布に関する部分を改めた。
iBooks Authorで作成したものはiBooks形式のほか、PDF、テキストファイルで出力できる。問題となっていたのは、作成したコンテンツを有料で販売しようとする場合にAppleのiBookstore以外の選択肢がなかった点。
今回の改訂では、iBooks形式の有料コンテンツは基本的にiBookstoreのみでしか販売できないが、それ以外の形式であれば有料・無料を問わず自由に配布・販売できることになった。Appleと個別に契約を結べば、iBookstore外でiBooks形式の有料コンテンツを販売できる可能性もあるようだ。
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