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「アマゾン書店」の噂再び、Amazonがシアトル市内でリアル店舗への参入を検討中
Amazonがシアトル市内の同社本社近くで、リアル書店のオープンを検討しているようだ。
米国の電子書籍ニュースサイト「Reader Updates」によると、米Amazon.comがシアトル市内の同社本社近くで、リアル書店のオープンを検討開始したという。
記事によると、検討されているのはいわゆるブティック形式の小規模店舗で、陳列されるのは自社発行の紙書籍や電子書籍端末「Kindle」シリーズなど。ライバルのAppleが店舗展開で成功していることに加え、経営面で大きな圧迫要因になりつつある“州税無徴収”騒動の解決策として、自社でもうまくいくかマーケティング調査が目的とのこと。秘密プロジェクトであるため、匿名の子会社を介して、年内オープンに向けて準備中とされている。
なお、Amazonによる実店舗参入の噂は2009年にもあり、そのときは英国で倒産した大手書店チェーンBorders UKの資産オークションへの参加を検討するという報道だった。
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