タブレットオーナーはテレビ視聴中にマルチタスクを行う傾向
最近ニールセンが行った調査によると、タブレットやスマートフォンのユーザーは、テレビの視聴に欠かせないものとしてそれらのデバイスを認識しているようだ。
タブレットデバイスはただ存在するだけでなく、私たちの精神に深く、しかも私たちの想像以上に深く影響を及ぼしている。最近のニールセンの調査はこの考えの確かな証拠となっている。同調査によると、調査対象の88%はテレビを見ながらタブレットを利用したことがあり、さらに、45%は毎日テレビを見ながらタブレットを利用している。
26%の人はタブレットが手元になければテレビを観ないと回答しており、さらに依存を深めている。しかし、これはタブレットに限らず、スマートフォンでも同様のことが起きており、つまり現代人はマルチタスクを行う傾向にあるということだ。ここで主に焦点となるのは、テレビがついている状況で調査対象者が操作するタブレットやスマートフォンである。
また、この調査は米国居住者を対象に行われたものだが、英国でもタブレットの利用のされ方について同様の結果が出ており、テレビを見ながらタブレットを利用している人も含まれる。しかし、米国人とは異なり、英国人はやや保守的で80%の人がテレビを見ながら少なくとも1カ月に1度はタブレットを利用すると回答している。
タブレットの利用に関して、ほとんどのユーザーはメールチェックをすると回答する一方で、視聴しているプログラムの内容について調べるユーザーもいる。
「テレビ番組に関連する情報を調べたり、テレビで広告されている製品の一般的情報やセール情報を探したりすることで、デバイスオーナーはテレビに関連するコンテンツに関与しているようだ」とニールセンはリポートで述べている。
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