タブレットデバイスは急速に普及しつつあり、子どもがAngry BirdsやLearning Games For Kidsに魅了されてしまったとしても驚きではない。親が所有しているiPadなどのタブレットを子どもがすぐに独り占めするので、親たちはタブレットがもたらすリスクに気づきつつある。専門家は人を夢中にさせるこのガジェットが子どもとその精神に与える影響について必然的に研究を開始した。児童公衆衛生の専門家は、最近この非常に厄介な問題についての見方を共有し始めた。
Children's Technology Reviewの編集者、バックライトナー氏はタブレットデバイスは子どもたちが将来離れられなくなるガジェットだと述べる一方で、「電子メディアが幼児に与える影響――乳児向け動画から教育用ソフトウェアまで」の著者、リサ・ガーンジー氏は、子どもが少なくとも30分間隔を開けずにタブレットを利用するようになったら大人は注意すべきだと述べている。
子どもの健全な成長には電子機器への依存よりも人間同士の交流が必要という一般的な世論も存在する。というわけで、タブレットを子守に利用する親たちは子どもたちの人生の早すぎる時期にそういったデバイスを導入しているのかもしれない。そういえば、私が子どものころ、両親が業務用ゲーム機について同じようなことを言っていたのを思い出した。
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