ニュース
米国では共働き世帯を中心に児童向け電子書籍が普及の兆し、市場調査会社「来年からが本番」
米国での電子書籍ブームが、児童書分野にまで飛び火しそうな勢いだという。子供のための本を選ぶ時間がない共働き夫婦を中心に支持が広がっているようだ。
米マサチューセッツ州の地方新聞Boston Globe紙によると、米国で現在起こっている電子書籍ブームが、児童書分野にまで飛び火しそうな勢いだという。
記事では、家庭内での電子書籍端末やタブレット端末の普及により、幼児や小中学生の間でも電子書籍を読む習慣が徐々に根付き始めていると指摘。特に子供のための本を選ぶ時間がない共働き夫婦を中心に、オンラインで直接購入できる電子書籍の利便性が高く評価されているとし、その流れを受け、Barnes & NobleのNOOKシリーズでも電子絵本の作品数を増やしているという。
記事中で、市場調査会社Forrester Researchのアナリストはこの新しい現象を認めた上で「今年はまだ黎明期。来年からが本番」と分析している。
関連記事
- 電子書籍に対する親子の認識にズレ――アスキー総研調査
現代の子どもは電子書籍をどのようにとらえているのか、また、親との認識のズレはあるのか――アスキー総合研究所とつばさ図書委員会が発表した「子ども電子書籍調査」の調査結果で、それが明らかになった。 - 出版業界が大同団結、3万冊の雑誌を被災地へ
富士山マガジンサービスは、東日本大震災で被災した宮城県と福島県、岩手県内の避難所約1000カ所に対し、出版各社や業界団体の協力の下、雑誌など3万冊を寄付、4月6日に現地への搬送が始まる。
関連リンク
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.