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Macmillan系の出版社が電子書籍について“全作品DRMフリー”宣言:他社も追従を検討か
米国のフィクション小説出版社Tom Doherty Associatesが、販売する電子書籍作品すべてをこの夏からDRMフリーにすることを発表した。
米国のフィクション小説出版社Tom Doherty Associatesは今年夏から、販売する電子書籍作品すべてをDRMフリーにすることを発表した。
同社は「Tor」「Forge」などのレーベルで出版活動を行なっており、ドイツの大手出版グループGeorg von Holtzbrinckの孫会社、今月からエージェンシーモデル騒動でAppleと共闘中のMacmillan米国法人から見ると子会社に当たる。
米国では、Amazonによる電子書籍市場の独占を食い止めるためにDRMフリー化を推奨する声もあり、まずは子会社からその実験を始めた形となる。なお、ほかの大手出版グループでも、DRMフリー化を実施しようとする動きがあるという。
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