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オライリーがシステムリニューアル、DRMフリーの対象拡大
オライリーは、同社の電子書籍ストアでDRMが掛かった電子書籍を購入したユーザーに、DRMフリーのアップグレードパスを用意した。
オライリー・ジャパンは11月24日、同社が運営する電子書籍ストアをリニューアル、同ストアでDRMが掛かった電子書籍を購入したユーザーに、DRMフリーのアップグレードパスを用意した。
同社は5月に自社電子書籍のDRMフリー化を宣言、これ以降に発売された作品ははDRMフリーで提供されていた。DRMが掛かった既刊の電子書籍作品についても、著作権者から許諾を得られれば、順次DRMフリーで提供していくと発表されていたが、これがようやく実現したことになる。
DRMが掛かっていた既刊の電子書籍をDRMフリーで提供するに当たり、システムの刷新を敢行、ユーザーアカウントを設けることで購買履歴を管理し、その購買履歴からDRMフリーのものをダウンロードできるようになった。過去に同ストアで購入したことのあるユーザーにはメールが送付されているはずだ。アカウント作成後にログインすると、過去のシステムで購入済みの作品をインポートするかどうかを確認する画面が表示され、インポートすることで、DRMフリーの作品をダウンロードできるようになる。なお、提供されるのはPDFのみ。
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