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オライリー、自社電子書籍のDRMフリー化を宣言
オライリー・ジャパンは、同社が販売する電子書籍を今後はDRMフリーで提供する。利便性が大幅に向上するこの施策を待ち望んでいた方は多いはずだ。
オライリー・ジャパンは5月19日、同社が販売する電子書籍を今後はDRMフリーで提供していくことを明らかにした。
同社は、IT業界では知らない人はいないといっても過言ではない出版社。同社から刊行される技術系の書籍は初心者向けとは言い難いが、丁寧に解説された内容はソフトウェアエンジニアからの信頼も厚い。
今後発売される同社の電子書籍はすべてDRMフリーで提供され、DRMが掛かっていた既刊の電子書籍作品についても、著作権者から許諾を得られれば、順次DRMフリーで提供していくという。
今回、DRMフリー化が発表されたことで、これまではできなかった電子書籍の印刷、テキストのコピー、注釈やしおりの追加などが行えるようになり、利便性が各段に向上する。また、DRMが掛かっていた電子書籍を購入したユーザーには、DRMフリーのものにアップデートする仕組みが用意される予定(提供時期は未定)。
なお、米O'Reillyで販売している電子書籍は、以前からDRMフリーで、PDFのほかEPUBやMobiといったフォーマットが用意されている。今回、オライリーはDRMフリー化を発表したが、取り扱っているフォーマットはPDFのみとなっている。この点については、「乗り越えなければならない技術的/営業的なハードルが幾つかあり」、そのほかのフォーマットを提供する具体的な計画はないとしている。
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