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漫画誌「ゲッサン」異例の重版 背景に“タッチの続編的作品”
小学館の月刊コミック誌「ゲッサン」が異例の重版を決定。「タッチ」の26年後を描く新連載「MIX」に注目が集まり、反響につながった。
発行部数が減少傾向にあるコミック誌だが、このたび小学館の「ゲッサン」6月号が異例の重版となり、話題を呼んでいる。品切れの書店が増え、小学館の在庫を急遽出庫している状態だ。出庫分は5月18日ごろまでに書店に並ぶというが、これだけでは足りないと判断し、重版が決定した。重版分は23日ごろには書店に並ぶ予定。
「発売後の2日間で、完売の書店さんが続出しました。雑誌の重版はきわめて珍しく、驚いています」(小学館コミック宣伝課・出村大進氏)
重版の背景にあるのは、あだち充氏の連載「MIX」のスタート。大人気漫画「タッチ」の26年後を描く作品で、達也や和也が通った明青学園が再び舞台になる。連載の告知以降、ネットではタッチのキャラクターが再び登場するのかなど、さまざまな疑問やコメントが掲示板などに投稿され、注目を集めていた。6月12日発売の7月号には待望の第2話も掲載され、表紙と先頭カラーを飾る予定だ。
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