漫画サイト「裏サンデー」にイラスト掲載機能 小学館発CGM始まる
小学館のWeb漫画サイト「裏サンデー」にユーザー作品の掲載機能が加わる。第1弾は、Twitterと連動した“ファンアート掲載機能”だ。投稿作品がイラストコーナーに掲載され、投票などが可能に。優秀作品はサイトのトップ画像に採用する。
小学館のWeb漫画サイト「裏サンデー」に、ユーザー作品の掲載機能が加わる。第1弾はTwitterと連動した“ファンアート掲載機能”だ。ユーザーが裏サンデーに関連したファンアートを作成し、ハッシュタグ付きで画像をTwitterに投稿すると、裏サンデーのイラストコーナーに掲載される仕組み。優秀作品はサイトのトップ画像に採用するほか、投稿作品への投票機能やランキングも設けるという。5月26日からイラストを募集し、6月11日にイラストコーナーをオープンする。
裏サンデーの連載作品や、マスコットキャラクター・ビリーのイラストを募集する。裏サンデーのロゴをイラストに配置する必要があるなど、掲載作品にはいくつかの決まりがある。投稿したいユーザーはサイトの説明をチェックするといいだろう。なお、裏サンデーのロゴはサイト上でダウンロードできる。
Twitterへの投稿時には、作品タイトル、作者コメント、該当の裏サンデー作品名(ビリーの場合は不要)、そしてハッシュタグ「#裏サンデーイラスト」の記入が必要。投稿作品は、人を不快にさせるような表現があるものなどを除き、全てイラストコーナーに掲載する予定となっている。
イラストコーナーでは作品に加え投稿者のTwitterアカウントも紹介し、読者と投稿者が気軽に交流できるようにする。閲覧者は各作品に投票でき、閲覧数などと合わせて人気のイラストをランキングで表示するコーナーも設ける。
裏サンデーは、「漫画界のルールと伝統をぶちこわす」と銘打って4月にオープンした無料のWeb漫画サイト。人気のWeb漫画作家が中心となり漫画を連載しているが、将来的にはユーザーに漫画投稿機能を提供し、誰でも漫画を連載できるサイトにしていきたいという。今回のイラスト投稿機能は、そうしたユーザー参加型サービスへの第1歩といえる。
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