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IPGとAmazon、新ライセンス契約に同意
Amazonが既存契約を強化し、書籍の仕切り値を下げることを望んだため、Independent Publishers Groupともめていた一件は何事もなかったかのように新ライセンスでの契約に至ったようだ。
数カ月前、AmazonとIndependent Publishers Groupの激化する一方の争いについてお伝えした。Amazonが既存契約を強化し、書籍の仕切り値を下げることを望んだため卸し売り契約の更新に至らなかったのだが、ここに来てAmazonとIPGは新ライセンス契約に至ったようで、IPGの電子書籍タイトル5千冊が再びAmazonから入手可能になっている。
IPGの電子書籍が最初にAmazonでリストされなくなったとき、同社はユーザーへの告知を行うのに大量のメールを送付した。そして今、IPGは再度メールを送付し、現状に関して謝罪した。状況を改善するため、同社は2012年6月1日から8月31日まで、Amazonでの電子書籍売り上げで同社の販売手数料を無料にし、Amazonの販売手数料を除く売り上げのすべてを出版社に渡すという。
(IPGの)マーク・スチョメル氏およびIPGは契約内容について明らかにしていない。
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