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漫画家とアシスタントのマッチングサービス「GANMO」、Jコミが公開
赤松健さんが代表を務めるJコミが、漫画家とアシスタントのマッチングサービス「GANMO」を公開。同機能を担ってきた古参サービスの稼働停止を受けて開発した。
漫画家の赤松健さんが代表を務めるJコミはこのほど、漫画家とアシスタントのマッチングサービス「GANMO」(がんも)を公開した。これまで同機能を担ってきた「J.A.C. お仕事・人材探し専用掲示板」が9月から稼働停止していることを受け、代替サービスとして開発。「永遠に無料のサービス」としている。
漫画家が仕事内容や期間を指定してアシスタント募集を掲載したり、アシスタントが希望条件を指定して仕事を募集できる。投稿された仕事は、「在宅」「Photoshop」「男性のみ」などキーワードや、作業期間を指定して検索可能。求人に応募することもできる。
Twitterで認証して利用する仕組み。会員登録を不要にしつつ、確実に本人認証できるよう工夫した。Twitterを利用しない漫画家・アシスタント向けに、今後、ほかのログイン方法も実装する予定だ。
これまで13年間にわたって、漫画家とアシスタントをマッチングしてきた「J.A.C.お仕事・人材探し専用掲示板」が、利用者間トラブルなどの影響で稼働を停止し、「業界に大きな混乱が広がっている」ため開発した。J.A.C.は再稼働の意向を表明しているというが、「いつまで停止期間が続くのか全く分からず、そもそもこういった重要なサイトが1種類しかないのは業界にとって不安要素」と考えリリースしたという。
GANMOは「永遠に無料のサービス」で、「収益化に利用されることは決してない」としている。
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