Reader「PRS-G1」が値下げ――3GモデルでKindle Paperwhiteに拮抗
Kindle Paperwhiteの発表に影響されたか、ソニーReaderの3Gモデルが値下げされた。
ソニーは11月2日、電子書籍リーダー端末「Reader」の3Gモデル「PRS-G1」の販売価格を変更した。ソニーストアでの販売価格は従来の1万4800円から1万800円と4000円の値下げとなっている。同製品はオープン価格だが、この値下げを受けて量販店などでの価格も下がるとみられる。
PRS-G1は2011年に発売されたモデル。2012年のReader新製品は3Gを搭載しない「PRS-T1」の後継となる「PRS-T2」のみリリースされ、PRS-G1は継続販売されている。2011年以降に発売された3G通信が可能な電子書籍リーダー端末は今後登場予定のAmazon Kindle Paperwhite 3Gを除けばPRS-G1のみ。3G通信の利用料は2プランあり、同社の電子書店「Reader Store」での購入などにのみ利用する場合は最大2年間無料で以降は年額1050円。インターネットを自由に使えるプランは月額580円となっている。
Kindle Paperwhite 3Gは通信料無料で利用できるが、価格は1万2980円。PRS-G1は重さが185グラムで、Kindle Paperwhite 3Gの222グラムを大きく下回る軽量性が特長だが、Kindle Paperwhiteのようなフロントライトは搭載していない。また、microSDカードスロットを搭載しているのも特長の1つ。
なお、この発表の直前にPRS-G1をソニーストアで購入した場合は、ソニーストアが実施している「差額保証」サービスの対象となり、差額がクーポン券で還元される。
これに関連し、『新世紀エヴァンゲリオン』13巻発売&「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」公開に合わせたキャンペーンとして、新世紀エヴァンゲリオン12巻までを半額で、さらに、劇場鑑賞券や特製クリアファイルが抽選で当たるキャンペーン(要エントリー)を16日まで、Reader Storeメールマガジン会員限定で300円以上のコミック1冊購入につきソニーポイント50ポイント、10冊以上購入でボーナスポイント100ポイントを還元するキャンペーンを4日まで開催する。
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