特集
PRS-T1/G1――ソニー:電子書籍端末ショーケース
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、ソニーの電子書籍端末「Reader」の二代目に相当するモデル「PRS-T1/G1」を取り上げる。
製品概要
ソニーが販売する電子書籍端末「Reader」の二代目に相当するモデル。初代Reader(PRS-650/PRS-350)にはなかった通信機能を搭載し、電子書籍ストア「Reader Store」から直接コンテンツを購入できることが最大の特徴。また、楽天の「Raboo」、紀伊國屋書店の「紀伊國屋書店BookWebPlus」で購入した電子書籍を読むことも可能。後のソフトウェアアップデートでWi-Fiモデルの「PRS-T1」は、Rabooからの直接購入が可能となった。
本体は薄型かつ軽量で、特にPRS-T1の約168グラムという重量は、ほぼ同時期に発売されたAmazonの第4世代Kindleをも下回る軽さを誇る。従来と同様、16階調モノクロのE Ink電子ペーパーを採用するほか、タッチ操作に対応しており、画面をタッチしての直感的な操作が行える。
解像度は600×800ドットで、実効解像度は初代モデルと同じく584×754ドット。Wi-Fiモデルの「PRS-T1」と3G+Wi-Fiモデルの「PRS-G1」の2種類がラインアップされ、後者はKDDIによる定額接続プランが用意される。カラーはPRS-T1がブラック、レッド、ホワイトの3色、PRS-G1がブラック、ホワイトの2色。なお、公式には発表されていないがAndroidベースのOSで動作していることが判明している。
スペックで見る「PRS-T1」「PRS-G1」
メーカー | ソニー |
---|---|
国内発売時期 | 2011年10月(PRS-T1)/2011年11月(PRS-G1) |
発売時価格 | 1万9800円/2万5800円 |
専用/汎用 | 専用 |
OS | 独自(Androidベース) |
OSバージョン | 3.0.01.03190 |
サイズ(※最厚部) | 110(幅)×173.3(奥行き)×9.6(高さ)ミリ/110(幅)×173.3(奥行き)×10.1(高さ)ミリ |
重量 | 約168グラム/約185グラム |
解像度 | 600×800ドット |
ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
カラー/白黒 | モノクロ16階調 |
画面サイズ | 6インチ |
通信方式 | 802.11 b/g/n、3G(PRS-G1のみ) |
Bluetooth | なし |
内蔵ストレージ | 約2Gバイト(使用可能領域:約1.4Gバイト) |
メモリカードスロット | microSD |
バッテリー持続時間(メーカー公称値) | 約1万4000ページ、最長3週間(Wi-Fi利用時)/約2万ページ、最長3週間(3G通信利用時) |
タッチ操作 | 対応 |
対応フォーマット | XMDF(mnh/zbf).book、EPUB、PDF、TXT、JPEG、GIF、PNG、BMP |
コネクタ | USB(microB) |
電子書籍ストア | Reader Store、紀伊國屋書店BookWeb、Raboo |
そのほか | - |
最終更新日:2013年5月14日 |
写真で見る「PRS-T1」「PRS-G1」
本体はアルミ素材で高級感がある(写真=左)/重量は約168グラム(PRS-G1は約185グラム)と、従来モデルに比べ数十グラム近く軽量化された(写真=中央)/幅が狭く、縦に長めのボディが特徴的(写真=右)
画面サイズは6インチ。その下には5つのボタンが並ぶ(写真=左)/左側面。microSDスロットを備える(写真=中央)/右側面。特にボタンはなくすっきりしている。従来モデルにあったタッチペンの収納スロットは省かれた(写真=右)
上面。ボタン類は何もなくすっきりしている(写真=左)/底面。リセットボタン、microUSBコネクタ、イヤフォンジャック、電源ボタンを備える(写真=中央)/裏面。滑り止めの加工が施されている(写真=右)
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