Reader、アップデートでRabooからの直接購入が可能に
ソニーは、電子書籍リーダー「Reader」2機種に対しソフトウェアアップデートを提供。Wi-Fiモデルの「PRS-T1」では、楽天の電子書籍ストア「Raboo」からの直接購入が可能となった。
ソニーは12月13日、同社の電子書籍リーダー「Reader」2機種に対しソフトウェアアップデートを提供開始した。今回のアップデートにより、Wi-Fiモデルの「PRS-T1」では、楽天の電子書籍ストア「Raboo」からの直接購入が可能となった。
今回のソフトウェアアップデートは、2011年に発売された「PRS-G1」「PRS-T1」に対するもの。アップデート後のソフトウェアバージョンはそれぞれVer1.0.01、Ver1.1.00となる。変更点としてはフォントを増やし、一部の書籍で表示できない文字が表示可能になったほか、幾つかの機能改善が挙げられているが、最も大きいのは楽天の電子書籍ストア「Raboo」に関する部分だ。
「PRS-T1」「PRS-G1」は、従来モデルと異なり、Wi-Fiや3G回線を使ってReader Storeから電子書籍を直接購入できる。これに加え、11月からはRabooで購入したコンテンツもReaderで読むことが可能となっていた。ただし、RabooのPC Webストアから作品を購入した後、Readerの付属ソフトを使用しUSB経由で書籍データを転送する必要があった。
今回のアップデートを行うと、ホーム画面右下の「>」から「ネットワーク」-「楽天 イーブックストア」と進むことで、Rabooストアページに移動し、そこで直接Rabooの電子書籍を購入できるようになる。ただし、現時点でRabooからの直接購入をサポートしているのはPRS-T1のみ。
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