Raboo、11月8日からソニー「Reader」をサポート:.bookコンテンツの販売も開始
楽天の運営する電子書籍ストア「Raboo」が、11月8日からソニーの電子書籍リーダー「Reader」に対応する。これに合わせ、Rabooでは従来のXMDFに加え、.bookフォーマットのコンテンツ配信を開始する。
楽天の運営する電子書籍ストア「Raboo」が、11月8日からソニーの電子書籍リーダー「Reader」に対応することが分かった。これに合わせ、Reader向けに「.book」フォーマットのコンテンツ配信を開始する。
楽天では、Rabooを利用可能な端末にReaderを加えることを10月に発表していた。Rabooで購入した電子書籍ファイルを、USB経由でReaderに転送することでReaderでRabooのコンテンツが読めるようになる。対応端末は「PRS-350」「PRS-650」「PRS-T1」「PRS-G1」(11月25日発売予定)のReader4機種。
Readerの最新モデル「PRS-T1」「PRS-G1」では、Wi-Fiや3G回線を使ってReader Storeから電子書籍を直接購入できるようになった。Rabooでは、12月上旬をめどにWi-Fi経由で直接Rabooからコンテンツを購入できるサービスを開始する予定としている(PRS-T1をまずはサポートするという)。
これまで、Rabooでは電子書籍のファイルフォーマットにXMDFを採用していたが、今回の施策に合わせ、.bookフォーマットのコンテンツ販売を新たに開始する。.bookフォーマットのコンテンツ数は約8500点としており、全体のラインアップは2万8500点になったという。なお、現時点では.bookコンテンツはパナソニック製専用端末「UT-PB1」では対応しておらず、Readerでのみ閲覧できる。UT-PB1の.bookサポートは今後行われる予定だ。
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