特集
Kobo eReader Touch Edition――Kobo:電子書籍端末ショーケース
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、先日楽天が買収を発表したカナダのKoboが販売し、その後2012年7月から国内でも販売されたkobo Touchの海外モデル「Kobo eReader Touch Edition」を取り上げる。
製品概要
カナダKoboが販売する電子書籍端末。KindleやNOOKと同様、モノクロ16階調のE Ink電子ペーパーを採用しており、連携ストアであるKobo eBook Storeから無線LAN経由で電子書籍を購入して読むことができる。5色の本体カラーを取りそろえ、色で選ぶ楽しみを備えているのも他社の端末にない特徴。通信機能はWi-Fiのみで3Gモデルは用意されない。同社ではほかにタッチ操作に対応しない姉妹モデル「Kobo Wi-Fi」もラインアップしている。
7種類のフォントを内蔵するなど多言語対応には積極的だが、当初は日本語には対応しておらず、フォントをインストールすることでのみ日本語コンテンツの表示が可能だった。読んだページ数や冊数、読書時間などを表示する「Reading Life」と呼ばれる機能を備えるなど、ソーシャルリーディング機能では他社に先行する部分もある。
「NOOK」と同様に日本では未発売のモデルだったが、2011年11月に楽天がKoboの買収を発表、2012年7月からは国内での販売も開始された。なお国内モデルはロゴが異なるほか、CPUなど一部仕様に相違がある。
スペックで見る「Kobo eReader Touch Edition」
メーカー | Kobo |
---|---|
国内発売時期 | 未発売 |
発売時価格 | 129ドル |
専用/汎用 | 専用 |
OS | 専用(Linuxベース) |
OSバージョン | 2.4 |
サイズ(※最厚部) | 114(幅)×166(奥行き)×10(高さ)ミリ |
重量 | 約185グラム |
解像度 | 600×800ドット |
ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
カラー/白黒 | モノクロ16階調 |
画面サイズ | 6インチ |
通信方式 | 802.11 b/g/n |
Bluetooth | なし |
内蔵ストレージ | 2Gバイト(ユーザー利用可能領域は1Gバイト) |
メモリカードスロット | microSD |
バッテリー持続時間(メーカー公称値) | 1カ月 |
タッチ操作 | 対応 |
対応フォーマット | EPUB、PDF、MOBI、JPEG、GIF、PNG、BMP、TIFF、TXT、HTML、RTF、CBZ、CBR |
コネクタ | USB(microB) |
電子書籍ストア | Kobo eBook Store |
そのほか | 海外での発売は2011年5月、国内ではCPUなど一部仕様を変更したモデルが「kobo Touch」として2012年7月から販売 |
最終更新日:2013年5月14日 |
写真で見る「Kobo eReader Touch Edition」
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