特集
Kindle Fire――Amazon.com:電子書籍端末ショーケース
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Amazon.comが2011年11月に発売し、米国で爆発的な売り上げを見せた7インチカラータブレット「Kindle Fire」を取り上げる。
製品概要
199ドルという低価格で話題となった、米Amazon.comのカラータブレット「Kindle Fire」ファミリーの初代モデル。AndroidベースのOSを採用しており、読書のほか映画や音楽、Webアクセス、ゲームなどを楽しめる。クラウドを利用した独自技術「Amazon Silk」によりWebアクセスを高速化できることを特徴としている。
読書関連の機能は従来のKindleシリーズを踏襲しており、Kindle Storeからのコンテンツ購入、WhisperSyncを用いての同期などの機能を備える。本体には電源ボタンを除いてボタンがなく、ページめくりや各種メニューの操作はすべてタッチ操作で行うが、音量調整もオンスクリーンでしか行えないなど、マルチメディア系の端末としてはやや不便なところも見られる。
ラインアップはWi-Fiモデルのみで、3Gモデルは用意されない。ほかのKindle製品のような広告付きモデルも用意されず、日本への出荷にも非対応。第4世代として発表されたKindleシリーズの中で唯一総務省の技適マークを取得しておらず、無線機能を国内でそのまま使うと電波法違反にあたる点は注意。
スペックで見る「Kindle Fire」
| メーカー | Amazon.com |
|---|---|
| 国内発売時期 | 未発売 |
| 発売時価格 | 199ドル |
| 専用/汎用 | 汎用 |
| OS | 独自(Androidベース) |
| OSバージョン | 6.3.1 |
| サイズ(※最厚部) | 120(幅)×190(奥行き)×11.4(高さ)ミリ |
| 重量 | 約413グラム |
| 解像度 | 600×1024ドット |
| ディスプレイ | 液晶 |
| カラー/白黒 | カラー |
| 画面サイズ | 7インチ |
| 通信方式 | 802.11 b/g/n |
| Bluetooth | なし |
| 内蔵ストレージ | 8Gバイト(ユーザー利用可能領域は6Gバイト) |
| メモリカードスロット | なし |
| バッテリー持続時間(メーカー公称値) | 8時間(読書時、無線LANオフ) |
| タッチ操作 | 対応 |
| 対応フォーマット | AZW、MOBI、TXT、PDF、HTML、DOC、DOCX、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMP |
| コネクタ | USB(microB) |
| 電子書籍ストア | Kindle Store |
| そのほか | 米国での発売は2011年11月 |
| 最終更新日:2013年5月14日 | |
写真で見る「Kindle Fire」


上面。スピーカー2基を備える(写真=左)/底面。イヤフォンジャック、microUSBコネクタ、電源ボタンを備える。電源ボタンは若干の突起があり、誤って押しやすい(写真=中央)/裏面。Kindleのモールドがある。滑り止めのラバー塗装が施されている(写真=右)

ホーム画面。iTunesのカバーフローのように書影をぱらぱらめくって検索する仕組み。下段はお気に入りを登録できる(画面=左)/「Books」では本棚ライクな画面にコンテンツが並ぶ。PDFなどはドキュメントとして扱われるため別画面の「Docs」に表示される(画面=中央)/コンテンツを表示したところ。単語を長押しすれば意味の検索が行える(画面=右)

文字サイズやマージンなどの調整が可能(画面=左)/PDFで漫画コンテンツを表示したところ。タップもしくはフリックでページめくりが行える(画面=中央)/画面中央をタップすると下部にスライダが表示されるほか、Locationsや既読の割合が表示される(画面=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Amazon Kindle Fireの実機レビュー
Amazonの「Kindle Fire」は、2011年で最も待望されたAndroidタブレットの1つだ。本稿ではKindle Fireの購入を迷っている方のために、ハードウェア、ソフトウェア、ユーザー体験といった観点から分かりやすい実機レビューをお届けする。
NOOK TabletとKindle Fireの動画比較
いろいろ言われてるけど、Amazonの「Kindle Fire」とBarnes & Nobleの「NOOK Tablet」はどちらがいいの? とお思いのあなたに、Goog e-Readerのイケメン編集者、ピーターが全力で両デバイスを比較した動画を作成しました。英語の勉強にもどうぞ。
Reader Touch Edition――ソニー
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、ソニーが2010年に国内市場へ投入した電子ペーパー採用の電子書籍端末「Reader」の6型モデル(PRS-650)を取り上げる。
Reader Pocket Edition――ソニー
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、ソニーが2010年に国内市場へ投入した電子ペーパー採用の電子書籍端末「Reader」の5型モデルを取り上げる
LIBRIe EBR-1000EP――ソニー
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、ソニーが2004年に発売した「LIBRIe EBR-1000EP」を取り上げる。
GALAXY Tab SC-01C――Samsung電子
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、Samsung電子製のAndroid 2.2タブレット「GALAXY Tab SC-01C」を取り上げる。
XOOM Wi-Fi TBi11M――MOTOROLA
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、国内では2製品目のAndroid 3.0タブレットとなる米MOTOROLAの「XOOM Wi-Fi TBi11M」を取り上げる。
Words Gear(ワーズギア)――パナソニック
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、松下電器産業(現:パナソニック)が2006年に発売した「Words Gear」を取り上げる。「ΣBook」の後継機に当たるモデルだ。
ΣBook(シグマブック)――パナソニック
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、松下電器産業(現:パナソニック)が2004年に発売した「ΣBook」を取り上げる。
FLEPia(フレッピア)――富士通フロンテック
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、富士通フロンテック製のカラー電子ペーパー端末「FLEPia」を取り上げる。
Kindle 2――Amazon.com
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の第2世代に当たるモデルを取り上げる。
Kindle 3G+Wi-Fi、Kindle Wi-Fi――Amazon.com
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の第3世代に当たるモデルを取り上げる。
Kindle DX――Amazon.com
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の大画面モデルを取り上げる。
iPad――Apple
往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Appleが発売し、タブレット端末ブームの火付け役となった「iPad」を取り上げる。





