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京極夏彦氏の短編集めたiOS向け電子書籍アプリ『「 」談』:『眩談』の先行配信も
メディアファクトリーから京極夏彦氏の短編小説集を収録したiOS向け電子書籍アプリ『「 」談』が登場。ACCESSのソリューションを使って作品をEPUB3化している。
メディアファクトリーは、京極夏彦氏の短編小説が読めるiPhone/iPad向けアプリ『「 」談』を11月14日より配信開始した。
同アプリは京極氏の『旧談』(『旧怪談 耳袋より』を改題)、『幽談』、『冥談』、そして11月30日に紙で発売予定の『眩談』、全4冊の短編小説集を電子書籍として楽しめるiPhone/iPad向けアプリだ。電子出版ソリューションにはACCESSの「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」を採用。「NetFront BookReader EPUB Edition」により、世界標準のEPUB3に対応した縦書/ルビ/禁則/傍点など複雑な日本語組版を忠実に表現しているという。
アプリでは各短編を1編ずつ購入可能で、10編購入すると購入特典として『眩談』に収録の電子版書き下ろし作品「むかし塚」を無料で読むことができる。
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