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大再編の米出版界は“Big-Six”から“Big-Two”へ? 今度はHarperCollins/Simon & Schuster合併話
米国の出版大手HarperCollinsとSimon & Schusterの合併話が持ち上がってきた。Big-Sixの再編が加速度を増している。
米Wall Street Journal紙報道によると、出版大手HarperCollins社の親会社News Corporationグループが、CBSグループ傘下のSimon & Schusterとの合併話に入ったとのこと。
北米の大手出版社は、通称“Big-Six”という6社(Hachette Book Group USA/HarperCollins/Macmillan/Penguin Group/Random House/Simon & Schuster)が有名だが、電子書籍時代の本格化でそのうちの米Random House(独Bertelsmannグループ)と英Penguin(英Pearsonグループ)が先月末に提携・合併を発表したばかり。この流れに遅れまいと、やはりHarperCollinsの切り離しを模索していたNews Corporationグループが、業績不振のSimon & Schusterの合併吸収を希望した模様だ。
Big-Sixが、来年夏までに“Big-Two”になってしまう可能性が濃厚になってきた。
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