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出版社の一般書店への売上依存率は2014年に15%程度に――英大手出版プロダクションCEO
米国で開催された電子書籍業界カンファレンス「Digital Book World 2013」では、英国の出版プロダクション大手Quarto Group CEOが
Frankfurt Book Fair事務局が運営する出版業界ニュースサイト「Publishing Perspectives」によると、米国ニューヨーク市内で今週開催された電子書籍業界カンファレンス「Digital Book World 2013」で出版社の直販戦略について熱い議論が交わされた。
記事によると、公開議論に参加したのはHoughton Mifflin Harcourtなど大手3社の代表。その中で、英国の出版プロダクション大手Quarto Group CEOのマーカス・リーバー氏は出版社による電子書籍の台頭により、「出版社の一般書店への売上依存率は急速に減り、2014年に15%程度になるだろう」と予言。Amazonへの依存度を少しでも低めるため、今年は各出版社が電子書籍の直販戦略に着手する年になるだろうと予想している。
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