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メディアチューンズ、電子書籍ディストリビューションサービス開始
電子書籍制作・出版を手がけるメディアチューンズが、個人向けにEPUB制作から流通までを無料で支援するサービスを開始した。
メディアチューンズは3月4日、電子書籍の制作・流通を無料で行うディストリビューションサービスを開始した。
ユーザーはテキストファイルと画像を用意すれば、それぞれの電子書店に合ったEPUB形式へ原則無料でオーサリングされ、配信まで行われる。配信先の電子書店はkoboイーブックストア、Kindleストア、eBookJapan、パピレス、紀伊國屋書店BookWebPlus、Reader Storeなどで、配信先は著者が選択可能。印税料率はそれぞれの電子書店からメディアチューンズに入金される額の50%としている。
第一弾として、セルフパブリッシングにチャレンジしてきたBL(ボーイズラブ)作家・檜原まり子氏の作品12点を3月3日から配信する。
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