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Amazonの新型タブレット端末「Kindle Fire HD 8.9」を使ってみた(2/3 ページ)

Amazonが3月12日に国内発売した8.9インチの専用タブレット「Kindle Fire HD 8.9」。7インチ版の「Kindle Fire HD」との違いは画面サイズだけなのだろうか。使い勝手をレポートする。

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ホーム画面や設定・本棚などのインタフェースは?

 次に、ホーム画面をチェックしてみよう。とはいえ、Kindle Fire HDと画面構成はまったく同じなので、今回は横向き画面の画像を用意した。横向きの場合、ホームボタンやお気に入りボタンなどは右側へ配置される。



横向きだと縦幅が狭いので、リコメンドが表示されない

画面上部からスワイプで設定画面を開いた状態


[その他]をタップすると、設定一覧が表示される

[端末]の設定に、アプリケーションのインストール許可オン/オフがある


ホームから[ゲーム]を開いた画面

[ゲーム]から[ストア]を開いた画面


ホームから[アプリ]を開いた画面

プリインストールされている9つのアプリ


メール、連絡先、カレンダーは、他社サービスが設定できる

OfficeSuiteはビューア版なので、[リモートファイル]のメニューがない


[アプリ]から[ストア]を開いた画面

Googleのアプリは存在しないようだ


ホームから[本]を開いた画面。Kindleストアで購入済みの電子書籍がずらりと並ぶ

右側中央のメニューから[リスト表示]にした状態


プリインストールされている辞書

[本]から[ストア]を開いた画面

 本は著者順、最近使用した順、タイトル順に並べ替えることができる。しかし、自分でフォルダを作って整理できるような機能は、Kindle Fire HD 8.9にも用意されていない。Kindle Paperwhiteには「コレクション」機能があるが、タブレット端末には実装しないままだ。購入した書籍が増えれば増えるほど、フォルダ分類ができないことには強い不満を覚える。キーワード検索はできるが、そもそも購入した本のタイトルを覚えていないような場合もあるのだ。「自分の本棚は自分の好きなように並べたい」というニーズは高いと思うが、Amazonがそれに応えていない現状は重ね重ね不思議だ。



ホームから[ミュージック]を開いた画面

[ミュージック]から[ストア]を開いた画面


ホームから[ビデオ]を開いた画面。Amazon.co.jpでは映像コンテンツの配信はまだ行なっていないため、自分の保有している映像ファイルをUSBケーブル経由でコピーするしかない

ホームから[写真]を開いた画面。こちらは自分でクラウドへアップロードするか、Facebookからインポートする形だ

 パーソナル・ドキュメントに保存できるファイル形式は、Microsoft Word、HTML、RTF、JPEG、Kindleフォーマット(MOB、AZW)、GIF、PNG、BMP、PDF、TXTだ。映像ファイルやWord以外のオフィス系ファイルは利用できない。



ホームから[ドキュメント]を開いた画面。これがパーソナル・ドキュメントだ

Send-to-Kindle メールアドレス宛に送ったファイルが保存されている

 Kindle Fire HD 8.9に搭載されているWebブラウザは、WebKitベースの「Silk」だ。SilkにはFlash Playerがインストールできないので、Flashを使っているサイトはうまく表示できない。



ホームから[ウェブ]を開いた画面

サーチエンジンはデフォルトがBingになっている


DropboxのサイトにはKindle Fireへのインストール手順が記されている

GooglePlayブックスのブラウザビューワは利用できる


ニコニコ静画(電子書籍)はSilk非対応

Yahoo!ブックストアのブラウザビューワはSilk非対応

Kindleストアの利用は?

 次に、端末からKindleストアを利用してみよう。こちらもKindle Fire HDと画面構成はまったく同じなので、横向き画面で紹介している。[お買い物]トップの検索欄からキーワードを入力すると、Kindle本・和書・ミュージック・アプリのストアからサジェストされる。各ストアの検索欄からなら、そのストア内だけが検索される。[Amazonでお買い物]からは、Amazon.co.jpで通信販売もできる。



ホームから[お買い物]を開いた画面。お知らせと、各ストアのトップページへ移動するメニューになっている

[Amazonでお買い物]を開くとAmazon.co.jpが開く


[ストア検索]を開いた画面

入力したキーワードから、複数ストアのサジェストが表示される


Kindle本の検索結果一覧

コンテンツの詳細画面

 検索結果一覧の状態では、購入済みコンテンツかどうか判別はできない。購入済みコンテンツの詳細画面を開くと、ボタンは[¥××で購入]ではなく[ダウンロード]に変わっている。



[サンプルダウンロード]をタップするとダウンロードが始まり、[今すぐ読む]ボタンへ変わる

購入済みコンテンツの詳細画面は、左側のボタンが[ダウンロード]だけになっている

 Amazonの[1-Click]購入に慣れてしまうと、他ストアでの購入プロセスが非常に煩わしいものに感じられてしまう。1タップで即座に購入、ダウンロードも自動だ。あまりに簡単に購入できてしまうので、ついつい買い過ぎてしまうという声も目にする。ただ、続刊のあるシリーズ書籍を購入しようと思った場合に、1巻づつ開いて購入しなければならない面倒さは変わっていない。いわゆる「シリーズまとめ買い」的な機能が待たれる。



[¥××で購入]をタップすると、即座に購入処理が完了しダウンロードが始まる

ダウンロードが完了すると[今すぐ読む]というボタンに変わる


[注文をキャンセル]をタップすると、取り消しできる

ホーム画面に戻ると、購入したばかりの書籍に[新着]の帯が付いている

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