凸版印刷の連結子会社で電子取次業務を手掛けていたデジブックジャパンは9月5日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。負債総額は約2億200万円(平成24年3月期末時点)。
同社は、インプレスホールディングスの子会社として2000年に創業、2008年に取次部門を会社分割した際に凸版印刷の出資を受け、凸版印刷グループの電子書籍事業の一部門として事業を展開していた。
ケータイ小説などフィーチャーフォン向けの電子書籍取次業務を主に手掛け、ピーク時には6億を超える売り上げを挙げていたが、フィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトが起こる中、直近の売り上げは低迷、2012年12月に株主総会で解散を決議し、清算を進めていた。
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